昨年、コロナウィルス流行拡大で、その対応がニュースになった事例です

マスクアプリの開発

 新型コロナ対策で、台湾も深刻なマスク不足に悩まされるなか、
 店頭のマスク在庫をリアルタイムで確認できるアプリを開発

オードリー・タン氏の略歴
オードリー・タン

 14歳で、学校生活に馴染めず中退
 その後、インターネットを通して、プログラミング他を学習
 19歳にして、シリコンバレーでソフトウェア会社を起業
 フリーソフトウェアの Perl ほか、多くのソフトウェア開発に貢献

 2016年8月、蔡英文政権に入閣、10月、デジタル担当大臣に就任

インタビュー記事より
オードリー・タン 自由への手紙
マスク在庫管理アプリ開発の始まり

 ・マスクが買えない
 ・発症したら働けなくなる
  これらの不安を解消するセーフティネットとして開発

決済システムは?

 ・モバイル決済にするのか?
 ・国民健康保険証(★1)を使う方式にするのか?
  ★1:1995年、全国民に導入されたユニバーサルヘルスケア
     制度で、ICチップを内蔵

 モバイル決済は、使う年代も限られ、台湾の半数をカバー
 ところが、専門家から半数しか行き渡らないのでは意味がないとの指摘
 そこで、市民と在住外国人合わせ、99.99% をカバーする
 国民健康保険証を採用

予約で注文を!

 高齢者、障害者また外国人労働者にも配慮し、あらかじめ
 コンビニで、予約ができるようシステムを見直し
 その結果、翌週には、店頭で並ばずに購入が可能

氏のアドバイス

「公共サービスとは、
  最も大変な状況にある人たちの声に耳を傾け、
  彼らの考えを反映させなければならない」